あたりまえの幸せの大切さ

朝起きると子供が熱を出していた。

38度を超えると保育園では預かってもらえないので私かカミさんかどちらかが休んで彼の面倒を見なければならない。

2人の間でどうやって時間をやりくりし、彼の面倒を見てゆくのか、にわかに厳しい局面を迎えてしまった。

そういう空気を彼は知ってか知らずか、少し経って彼を触ると熱が下がっているようだった。体温を測ると37.8度、なんて親孝行な子供。

無事彼は保育園に行き、両親は普段通りの生活に戻った。

ただ彼が熱を出していないこと、そんな小さなこと。しかしそれがないと我々の生活はメチャクチャになってしまう。

そんな小さい幸せの総体が危ういバランスを保ち、我々の日々の生活が成り立っていることを実感。