オラの畑。

tantanso2009-04-07

今年度の私の新しいチャレンジは畑の耕作、いわゆる小作人デビューである。4月から2年間耕すことになった。
今日はじめて畑に行ってみた。きれいに整地されて区画わけされている中の一画、8畳くらいの広さの土地が私の畑だ。今日は何も持ってきていないので、まずは鍬でもって少し耕して、週末に堆肥でも買ってぶちこもう、と鍬を使い始める。が、土が固くて鍬が入って行かない。整地してあったから耕運機とか入れてくれたのかと思ったけど表面をならしただけだ。
シャベル(ハーレー乗り的にはショベルか)を持ってきてものの本にあった深さ30cm程度まで土を掘り起こす。ショベルでも苦労するほど固い。去年もここ誰かが耕してたはずなんだけどなあ。。上着は脱いでいるのだがそれでも汗が噴き出る。シャベルが何かに引っかかる。何?と思うとビニールと麻紐が絡まったものが地中に帯状に埋設されている。なんだよこれ。こんなものがあっては私の野菜ちゃんがうまく根っこさはれねえでねえか。掘り起こした土の中からそのヘンなものを取り除いて畦に投げる。さて再開。中腰の人間工学的にはかなり悪い姿勢で土をすくうので腰も痛くなる。。ひと息ついて腰を伸ばすがまだ掘削が終わった部分より未開の荒野が多い。ううむ、農作業は厳しいなあ。
思ったより時間がかかって会社に遅れそうになる。気合で何とか全部掘り起こし、ヘンなものを集めてごみ置き場に捨て、使ったショベルと鍬を水道で洗って泥を落とす。
さっきから遠くの畑にいたおじさんがこちらに来る。挨拶すると彼曰く、
「ずいぶん深く掘りましたねえ」
私応えて、
「いや〜初めてでわからないもので一度はとにかく深く掘ってみました」
彼さらに曰く、
「いいんですよ〜 深く掘った方がいいんです」
彼にお先にと挨拶し、ちょっと疲れが軽くなって畑を後にした私であった。