第29回浅草サンバカーニバル as フロール・ヂ・サンバ・セレージャ

tantanso2009-08-29


見に行ったこともないくせに、いきなり出ちゃいました。

朝浅草駅に降りたとたん、同業とおぼしき方々が大量にいらっしゃって、日本にはこんなにサンバをする人がたくさんいるのだ、とびっくりしました。控室はさらにサンバ人口密度も上がり、ほぼ100パーセント(当たり前だわな)圧倒されました。我々の準備もいろいろ忙しく、バタバタとあちこち動き回っているうちにスタートの時間になりました。

ド派手な色で羽根がついている衣装を着て、大きな太鼓を持ち、大通りのど真ん中をパレードのスタートラインまで歩きながら、今までしてきたいろいろなこと、準備や練習のことが頭に浮かび、「ああ、ここまで来たんだなあ」とビルの谷間に見える青い空を見上げてしみじみしました。

緊張感はなく、暑いので水分補給はしっかりと行い、ついにパレードはスタート。沿道にはものすごい数の人がいましたがあまり見る暇はありませんでした。ヂレトール(指揮者)の手の動きを見たり、隊列の縦と横がずれていないか見たりしていました。誰か見に来てくれた人を見つけられないかなーと思ったけれど、誰も見つけられませんでした。見に来た人で私を見つけられなかった人もいました(笑)
見に来てくれたカミさんや保育園のお父さん談によると「疲れた顔をしていた」らしい。反省です。

神谷バーを曲がるまでは体力を温存しないと持たないぞーと言われて少し抑えながら叩いていたらあっという間に角を曲がった。もうこのあとは全開だぜ〜と叩きまくっていたらあっという間にFINISHラインが見えてきた。右側のテントの中にマルメラアダ(楽器屋さん)の人が微笑んでいる姿が見えた。初めてスルドのマレッタを買いに行ったとき私は何もわかってなくて、この人にきつく説教されたなーと思いながら彼に教えられたとおり布を貼り替えたマレッタで一音入魂、叩きこむ。私はここまで成長しましたよ。

間もなくフィニッシュ。ポカリスエットをもらい500ccを一気に飲み干す。その後仲見世をド派手な衣装で歩いて帰る。浅草の情緒のある街並みとサンバの原色の衣装は不思議なコントラストだった。着替えてビールを飲みながらS1リーグのパレードを見る。さすがトップチームは迫力が違うなあ。そしてお金もかかってる。。。。

そして審査結果もびっくり、なんとS2リーグ優勝。来年はトップのS1リーグに昇格するんだそうです。すごいねー。

今年の夏は最高の形で終わりました。打ち上げで飲むビールもおいしかったです。