宿六

こういう表現があるのをはじめて知りました。私も世が世なら「うちの宿六はまったく仕事もしないでフラフラしてますよぉ。」なんて言われるのであろうか。

宿六(やどろく) 一家の主(あるじ)のことを卑下して、または、親愛の情を込めていう呼び方。特に、妻が夫に対して使う。 例:「うちの宿六が〜」 ★「宿の碌でなし」から。

http://www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien08/ya01.html

① 「宿」は家のことで、「六」は役立たずの意味の「ろくでなし」を擬人化したもので、「宿のろくでなし」の略。即ち亭主のことで、妻が夫を卑しめ、又親しんで使う呼称のこと。
② 「宿、すなわち自宅に六つのものを備えている者」という意味。六つのものとは、門、玄関、うだつ、欄干、床の間、倉のこと。これだけのものを自宅に持っているということは、江戸時代なら殿様にお目見えできる武士階級ということであり、転じて「世間的に認められた、りっぱな人物」ということ。

お言葉・其の一 : nanabosi日記