毎日4時45分に帰る人がやっている つまらない「常識」59の捨て方

この本、普通のビジネス啓発書と違って結構使えるかも。かなり特異な考え方を通じて会社、社員を活性化する。私の今の立場に必要なことなのかも。。

野火 / 大岡昇平

尊敬する大先輩が定年退職するときに一人一人に本を送ってくれた。私には野火。 「貴方はこれからもっともっと厳しい目に会わなければいけない。そのためにはこの本を読んでおくとよい」 お言葉の通り、かなりキツい本でした。私の世界で1番嫌いな映画は「デ…

怒る!日本文化論 / パオロ・マッツァリーノ

これも置いてあったので読んでみたら結構面白かった。怒る、というよりは自分がイヤな気持ちを持つのであればそれを相手にうまく伝え、その上でどうするか相手と交渉するのだ、これが怒る、という行動のあるべき姿だ、ということには納得。なるほどね〜。

日本という国 / 小熊 英二

何故か息子がこの本を借りてきていた。彼が読む間に私も読んだが、かなり戦後史をまとまった形で、そして教科書が触れない側面から描いている良書だな、と思った。読み口も軽く、孫崎亨の戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1) よりは読みやすいと思う。 右傾…

雪国 / 川端康成

映画もクリアなイメージが浮かぶという点ではアレだが、みんないったのかな?追伸: このような文を昨日酔って眠りかけで書いたが、何だかわからんね。小説の方が散文的に書いてあって、そしてオトナな記述も多く、映画ではよりストーリーラインをはっきりさ…

笑いと忘却の書 / ミラン・クンデラ

どう形容したらいいのだろうかね。ビート文学ほど力強くはなく、浮遊感が漂う。どこに向かっているのかわからず、大きな喪失感、そして諦観が感じられる。人が生きることはかようにも滑稽でちっぽけでグロテスクなことなのか。

動乱のインテリジェンス / 佐藤優・手嶋龍一

公開されている情報を想像力の翼を拡げることによってここまで分析することができるのか。しかし今日本のおかれている状況は危機的にヤバいなあ。。

よくわかる最新電気の基本としくみ

アホみたいな題名の本だが機械工学科卒の私にはいろんな所で目からウロコだった。100V交流のピーク電圧が141Vとか、どうでもいい人にはホントどうでもいいことなのだが、すご〜く勉強になった。これからは電気もわかるエンジニアぢゃなきゃ。

社会を変えるには / 小熊 英二

久しぶりに骨太の本を読みました。あとがきにもあるけどこの本って自分で考えるための良質の視座を提供する本ですね。こんな考え方もあるんだ、こういうことがあったんだ、様々なものが彼の筆力によってうまくまとめられている。社会を変える、という大きな…

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 / 斎藤環

日本文化をヤンキー文化という観点で分析するとすごくうまく行きますよ、って本。頷くことしきり。 「ツヨメでチャラくてオラオラで」とか本宮ひろ志式ヤンキー度診断とか読んでて楽しいし。一方で非常に真面目な文化論でもあるので、使われている言葉、論理…

戦後史の正体

書評はこれで書いてみるか。陰謀史観だとかこれこそ日米関係の本質だとか色々論争を呼んでいるこの本ですが。 私はこれ結構実際に近いものなのかなあと思います。そして賛成派も反対派も是非一度読んでみたらいいと思う。よく調べて書かれた素晴らしい本だと…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら / 岩崎夏海

今日は映画の後一冊本を読みました。これは大ベストセラー、本屋では絶対平積みになっている本ですね。表紙の萌え系イラストはいかがなものかと思うけど、この装丁と『ドラッカー』のギャップで売り上げをさらに増やす冷徹な戦略、さすが秋元康に師事した放…

拝金 / 堀江貴文

面白くて一気に読んでしまった。スピード感があるんだもん。自分がまだ見たことのない(避けてると言った方が正しいか)ビジネスの、そして成功者の最前線が筆者の体験を下敷きに克明に描き出される。現代の立身出世伝。 フィクションとノンフィクションの境界…

福田君を殺して何になる-光市母子殺害事件の陥穽- / 増田 美智子

読む前は、死刑囚への憐れみ、または死刑廃止論という立場に立ち無条件に彼を救おうとする無鉄砲な人の書いた本だろうと思っていた。 しかし読んでみると、彼女は報道され世間で作り上げられている彼のイメージと実際に会った彼との間のあまりにも大きな差を…

品川に100人のおばちゃん見ーっけ!―みんなで子育てまちづくり

この本に出てくるNPO法人ふれあいの家-おばちゃんちの代表、渡辺美恵子さんの講演会を聴くチャンスがあって、そこでおもしろいなー、もっと知りたいな、と思いこの本をその場で買った。 自分は保育園における子育てにある程度深く関わるようになり、複数(多…

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる / スイス政府 編

ううむ、これ読んでスイスはすごい国だなあ、と思った。スイスを守るためにここまでの指導が国民にされていた(いる、ではない。ここ重要)とは。スイスの旗の赤色は、スイス人が流してきた血の色なんだな、と。大した産業もなく、周りの列強から蹂躙される…

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 / G.Kingsley Ward, 城山 三郎(訳)

ま、定番中の定番ビジネス書だから一度は読んでみようか、と手にとった。中身はあれだな、居酒屋のトイレとかに行くとある、「親の小言と冷酒は後で効く」っていうサブタイトルのチマチマとした親父の小言あるじゃないですか、アレ(笑)。 ひとつひとつはフツ…

核と女を愛した将軍様/ 藤本健二

金正日専属の日本食料理人だった人の本。彼がどんな生活を送っているかが詳しく書かれている。タイトルにある核と女の話はほとんど出てこないが。 彼は家族と一緒にあちこちの招待所(別荘)を泊まり歩き、その途中で各地を慰問して贈り物をバラまき、招待所に…

国家の品格 / 藤原正彦

かつてのベストセラー。ブックオフにふらっと入ったら100円で売ってたので同じく100円だった女性の品格と揃いで買ってみた。 中身は、うーん。。 間違ったことは言ってないし論旨はごもっともと思う。これからの日本人は歴史的な日本の価値観に重きをおいて…

精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 / 大熊 一夫

この本はすごかった。精神病院ってなんだかヘンだなと思ってた。なんで入院したら出てこられないんだろう、なんで治療するのに拘束したり電気ショック与えたりするんだろう。退院してもまた再発して入院、何カ月も何年も。薬を飲んでものすごく太ったり無気…

Twitter社会学/津田大介

人気の本だということで読んでみたけどそんなに中身がある感じではなかったなあ。簡単なTwitterの使い方とその歴史、社会的な意義など。Twitterについて書いた本が現状ではあまりないし、新書だからプチ(エセ)インテリの人はついつい買って読んじゃうのか…

銀河英雄伝説

二巻まで図書館で借りて読み、物語の荘大さと通奏低音として流れる無常感がいたく気に入り、思いたってブックオフオンラインで中古と新品合わせて10巻一気に大人買いしたのが月曜日。早く続きが読みたいのだがいまだ到着せず。昨夜やっと発送されたらしい。…

人間臨終図巻/山田風太郎

ジョン・レノン 享年40 今川義元 享年41 阿部定に殺された男 享年41私、40。鉛の玉も入っていないしナニも切り取られていないが。。。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)〜「お茶」が教えてくれた15のしあわせ / 森下典子

サンバカ友達(笑)のブログで紹介されてて面白そうだなと思い、図書館で昨日の夕方借りてきて、そのうち読もうと思っていましたが、寝る前にふと手にとって読み始めたら面白くて台所のスツールに座ったまま一気に読んでしまいました。お茶って実は一度習おう…

腹八分の資本主義 / 篠原 匡

新書なので一気に読める良書。タイトルからして面白いよね。 今窮地に入り込もうとしている日本の中で、明るい兆しがある地域・会社などを元日経ビジネス、現ビジネスオンラインの記者があちこち取材してまとめた本。一見絶望的な条件にあるエリアが不思議に…

グーグル的思考 / ジェフ・ジャービス

週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル

最近会社の行き帰りで読んでいますが、雑誌なのに1日数ページしか読めません。中身すばらしすぎです。 色んな立場の、しかもものすごーく頭のいい人たちが書いた文章がぎっしり詰まっています。理解できにくい文章もあるのですが、総じて理論展開が明晰でわ…

Peter Ferdinand Drucker

そして今読んでいる本は経営学の重鎮っつーか王様、ドラッカーです。 いわゆるビジネス書になるのですが、彼の論理はビジネスの分野だけで終わらず、人間の根源から議論を始めていくのでハンパない説得力があります。 彼の思考の結果のまとめも切れ味爽快、…

幼年期の終わり / アーサー・C・クラーク

SFの傑作、ということをどこかで聞いて読んでみることにしました。確かにこれは作者のすごい着想力に脱帽。SFって私全く読まないのですが、これはSFというより哲学的というか宗教的というか、聖書を読んでいるような感じがしました。50年以上前に書かれた本…

フィンランドを世界一に導いた100の社会改革―フィンランドのソーシャル・イノベーション / イルッカ・タイパレ

面白そうだな、と思って読んでみたのだが退屈な本だった。100個のことがらについてひとつひとつ数ページを割きながら説明しているのだが、同じ体裁のものを100個読むのは単調でめんどくさくなる。原書だとおもしろいのかなあ?ものすごく固い本だなと思った。