野火 / 大岡昇平

野火(のび) (新潮文庫)
尊敬する大先輩が定年退職するときに一人一人に本を送ってくれた。私には野火。
「貴方はこれからもっともっと厳しい目に会わなければいけない。そのためにはこの本を読んでおくとよい」
お言葉の通り、かなりキツい本でした。私の世界で1番嫌いな映画は「ディア・ハンター」なんだけど、それに勝るとも劣らず、これは映画化できないよな、という本でした。
でも、彼の言葉を少し理解できたような気がしました。普段は諸事に隠れてしまって見えないけれど、我々は本来何者なのか。考えるヒトと獣を分けるものは何なのか。少し強くなれたような気がしました。

Tribute to Curtis Mayfield

Tribute to Curtis Mayfield
Phil CollinsのI've been tryingという曲をラジオで聴いていいなあ、と思い探したらこのアルバムに入っているらしい。
Phil Collinsのこの曲を聴いた記憶はないので、私はこのCDを聴いたことがないはずなのだが、このジャケットには見覚えがある。どっかでこのジャケットをしょっちゅう見ていたはずだ。でも、どこなんだろう。音楽を聴くことなくジャケットの記憶だけがあるなんて変だなあ。

気分か意志か

今日は金曜日、あまりテンションも上がらず、朝日がさわやかすぎてウザく感じる朝だった。
何の気なしにこの間ラジオでかかっていたGreen Dayをもう一度聴いてみようとYoutubeで探し、地下鉄の中で鑑賞。いいなーGreen dayということでiPhoneの中に入っている曲を引き続き鑑賞。電車の中でイヤホンのボリュームが上がるとともにテンションも上がってきて、会社に着くころにはすっかり「今日も一丁やったるでー!」な感じ(笑)
悲観主義は気分、楽観主義は意志」という金言を噛みしめる朝であった。

怒る!日本文化論 / パオロ・マッツァリーノ

怒る! 日本文化論 ~よその子供とよその大人の叱りかた (生きる技術! 叢書)
これも置いてあったので読んでみたら結構面白かった。怒る、というよりは自分がイヤな気持ちを持つのであればそれを相手にうまく伝え、その上でどうするか相手と交渉するのだ、これが怒る、という行動のあるべき姿だ、ということには納得。なるほどね〜。